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「ぬ」の救世主

先週末、実家に晩ご飯を食べに行ったら、母に落書き帳を見せられた。
熱中型の母はいまデッサンにハマっている。
デッサンは絵を自由に描けるようになるための訓練だという。

ならば、とわたしが母に教えたのが「絵のしりとり」である。
ルールは簡単で、しりとりを絵で描いてつなぐ。
けして、しゃべってはいけない。
消しゴムは使ってはいけない。
文字をで説明してもいけない。
あくまで相手の描いた絵を見て、言わんとする言葉を想像するのだ。

部屋に余っていたカレンダーの裏を使って、この絵のしりとりを始める。
意気揚々と鉛筆を走らせた母だが、始まってすぐに「風鈴」を描いてしまった。
あくまでこれはしりとりなので「ん」で終わったら負けである。

基本はしりとりなのでやっぱり始まりの文字によっては、容易に言葉が浮かばない文字もある。

例えば、苦戦したのが「ぷ」で始まる絵。
「プリン」は当然アウト。
最初は「プロレス」の絵を描いてみたのだが、次にもう一度「ぷ」が来たときは、苦肉の策で「プリンアラモード」を描いた。

旅の道連れがいるときは、車の中でしばしばしりとりをする。
普通のしりとりではつまらないので、何か「縛り」を加える。
例えば、「食べ物限定」だとか「人名に限る」とか。

人名しりとりと言えば、以前会社の後輩と人名しりとりをやったときのこと。
わたしが「ルノアール」と言ったら、「喫茶店の名前はダメっすよ」と言われた。
ちなみにその後輩は大声で「トーマス・エジソン」と言って玉砕した。

しりとりではないが、五十音の「あ」から順番に交互で有名人の名前を言っていく、
という単純な時間つぶしもよくやった。

アントニオ猪木



井上陽水



上田馬之助



蛭子能収



大仁田厚

(わたしの回はプロレスラーが多い)

さて、問題は「ぬ」である。
わたしは「ぬ」から始まる有名人を世界で1人しか知らない。

その方の苗字は「おんすい」と書いて「ぬくみず」と読む。
わたしは三木聡監督の映画が好きなのだが、彼は三木監督作品の常連だ。

ちなみにGOOGLEで「温水」と検索すると、「三菱電機の温水器」より、「松下電工の温水器」より、先に温水洋一の名前がでる。

すごいよ、温水さん。

そんなわたしは温水洋一のポストカードを発見したとき、
もちろん買わずにいられなかったのだった。

でも、これ誰に送ればいいのか…。

「ぬ」の救世主_a0048851_0554018.jpg

【167/1973】
by tabijitaku | 2007-12-18 00:56 | 私が私であるための1973枚


中庭、それは外。でも内側


by tabijitaku

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