インドの寝台列車

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大陸を移動する寝台列車は当たり前のことだけれど、眠っている間も旅が続いている。
大地を走る列車の鼓動を感じる心地よさは旅の醍醐味だと思う。
しかし、インドと日本では寝台列車の中の光景もだいぶ異なる。

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まずインドでは夜が明けると寝台ベッドの最上階は子どもたちにジャックされる。

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登って、降りて、降りて、登ってのお祭り騒ぎ。

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狭いベッドの上でUNOを始める。

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疲れた母親はチャイで一息。

これがわたしの見たインドの寝台列車。
等級が違うと、きっとまた更に違うのだろう。

夜明け前に目が覚めたわたしは、寝台車の細い通路を歩いていた。
すると、いきなり上から肩を叩かれてびっくりした。
階上のベッドに寝ているインド人の男性が、わたしに何かを話しかけてきた。
彼の英語がわたしにはわからない。
けれども彼は身振り手振りで、わたしにそれを伝えようとしていた。
男性の指さす先は向かいの階下のベッドで眠る男の子。
そしてそれは通じたのだった。

「息子の毛布をかけ直してやってくれ」

それがわかっても、わたしには英訳もできないが、わたしが子どもの毛布をかけ直してやると、彼は短く「Thank you.」といい、わたしは「You are welcome.」と応えることができた。口から出てみると、それはとても気持ちのいいフレーズだった。

寝台列車はいま、この瞬間もどこかの国のどこかの線路を走っているのだろう。
そう思うと、わたしはちょっぴりその乗客が羨ましくなってしまう。

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by tabijitaku | 2009-01-06 23:22 | 私が私であるための1973枚


中庭、それは外。でも内側


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