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万華鏡とヤドカリ休日

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青梅で買ったガラスの万華鏡。
2枚のガラス板が回ることで、模様を紡ぎ出す。

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何もせず
どこにも行かぬ
ヤドカリが
ただ陽の当たる
場所へと移る


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【542/1973】【543/1973】
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by tabijitaku | 2008-11-30 21:54 | 私が私であるための1973枚

昭和48年生まれはどこにいったのだろう?

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経理という仕事柄、わたしは週に何度か金融機関の方たちと会う。
都市銀、信金、地銀、銀行マンにも特色があり、話してみるとけっこう性格の違い、社風の違いが如実に出る。
その中に、わたしと同じ昭和48年生まれの方がいる。
第二次ベビーブームのピークが昭和48年だった。
ウィキペディアによれば、この年の出生数は209万1983人だったという。
ちなみに2007年の出生数106万2604人だそうだ。

通っていた中学校はマンモス校で、わたしの学年には確か11クラスもあった。
受験戦争に就職氷河期。
行列のできるお店で整理券をもらってさんざん並ばされた挙げ句、けっきょく自分の手前で完売してしまったような感じがする。

わたしは今、35歳。
「もう35歳」と「まだ35歳」が自分の中で遠慮しあって互いに席を譲り合っているみたいだ。
子どもの頃、35歳なんていうと、もっとずっと大人だと思っていたけど、いざ自分がその歳になってみると、これがまたけっこう揺れているのである。
テレビをつければ、若手芸人、アイドル、女子アナ、野球選手、相撲取り、格闘家…みんな年下ばかりになった。年上なのは政治家ぐらいだ。

ふと、思う。
私たちの世代はあれだけ多くのひとがいたのに、みんなどこに行ってしまったんだろう?

気になったついでに、ネットで昭和48年生まれの有名人を検索していたら、その中に宮沢りえがいた。
彼女が同い年であることをわたしは今の今まで知らなかった。
宮沢りえがヘアヌード写真集を出したとき、わたしは高校生だったが、つまり彼女も高校生だったということになる。
その宮沢りえがグリコのCMに出ている。
成長したサザエさん一家の中でワカメを演じている。
アニメのキャラクターは歳をとらないのが当たり前であるが、カツオやタラちゃんがちゃんと歳を重ねていたという設定は、わたしには妙に居心地がよい。

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【541/1973】
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by tabijitaku | 2008-11-28 01:17 | 私が私であるための1973枚(絵)

エッピーバリアは無敵の印

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リバーサイドなんて洒落たものではなかったが、わたしが育った団地の目の前には川が流れていた。川と言っても水遊びができるような澄んだ水でもなく、ザリガニやメダカが泳いでいるような川でもなかった。
だけど河原で遊んだことはある。
橋の下にいるとどこか秘密基地みたいでワクワクしたし、背丈の長い河原の草のなかではカマキリが捕れた。

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いま、わたしの暮らす街は都心ではないが、田舎というわけでもないと思う。
バイクで30分走れば都心にあるものも、田舎で見かけるものにも出会うことができる。
複合映画館、百貨店、雑木林、火の見やぐら、無人野菜販売、高圧電線の鉄塔、そして河原。
昨日、紅葉の写真を撮りに隣町までバイクで走った。
隣町には川が流れている。
金八先生が歩いてくるような土手から、川を泳ぐ鴨をぼんやりと眺めた。

ふと子どもの頃の記憶が甦る。
川の側面に排水口があった。
直径1メートルぐらいだっただろうか、大きな穴が開いていてそれは子どもなら入れるぐらいの大きさだった。
その穴を潜っていた男の子が、そのまま戻らなかったというある種の都市伝説。
排水口に子どもを近づかせないための大人の策だったのかもしれないし、実際にそういう事故があったとしても不思議はない。
何しろ穴は子どもたちにとって魅力的だったから。

河原で思い出したことがもうひとつ。
わたしは小学校5年生のとき、東京から埼玉に引越したが、埼玉でも学校の裏に川が流れていた。
あるとき友達が川のなかにある大きな岩の上にヒキガエルを発見した。
私たちは川の柵の外にいた。
岩までの距離は7、8メートルはあったはずだ。
ピクリとも動かないカエルを脅そうということになり、私たちはカエルに向かって石を投げた。
子ども特有の無邪気な残虐さだった。
わたしはけして運動が得意でもなく、野球も下手だった。
しかし、そのときわたしの投げた最初の石は、吸い寄せられるようにしてヒキガエルに直撃し、カエルは水の中に消えていった。
「すごいじゃん」と友達は言った。
「うん、当たったね」とわたしは答えた。
幼い頃、カエルに爆竹をしかけたことも、蟻の行列をわざと踏みつぶしたこともなかったわたしは、小学5年生にもなってヒキガエルを殺してしまったたことをいまだに忘れられずにいる。

古い記憶というのはまるで天袋にしまったアルバムみたいで、1つを取り出すと雪崩のように他の思い出までこぼれ落ちてくるようだ。
わたしは唐突に子どもの頃のおまじないを思い出していた。
あのとき「タンマ」と言えば、時間は止まってくれた。
鬼ごっこの最中でもケンカの途中でもタイムがかかった。
「バリア」と言えば、どんなバイ菌も効かない仕組みだった。
語源はまったくわからないけど、わたしが子どもの頃、「エッピーバリア」と言う流行文句もあった。
男の子は拳を握り、人差し指と中指の間から親指を出す。
女の子は人差し指と中指をクロスする。
これがバリアだった。
この指の形状が男女の性器であったことを知るのは何十年もしてからで、いまを持ってそれがなぜバリアになるのか理解不能である。
でも、それでよかった。
ルールはルールだったし、そのルールがピンチを救ってくれた。
エッピーバリアはスーパーマリオのスターぐらい無敵の印だった。

大人になってからのほうが「ピンチ」が多いのに、「タンマ」も「バリア」もなくなってしまった。
そう言えば以前、弟に「兄ピンチにつき、音求む」という電報のようなメールを送ったら、彼は何かわたしが聴いたことのないような素敵な音楽CDを作って送ってくれた。

神がかり的な効果は失われてしまったが、ふといま声を大にして唱えてみたい気分だ。

「エッピーバリア」

オレハムテキダ!
モウナニモキカナイゾ!
ナニモツージナイゾ!
マケルモンカ!

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by tabijitaku | 2008-11-24 16:32 | 私が私であるための1973枚

ドラム缶

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by tabijitaku | 2008-11-22 20:13 | 私が私であるための1973枚(絵)

沖縄の猫

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気持ちよさそうに眠っている猫は、

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撫でても声をかけてもまるで動く気配はなく、

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毛並みの美しい尻尾を椅子から垂らし、

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でも上から見るとけっこう窮屈そうな場所で寝ているのでした。

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by tabijitaku | 2008-11-21 00:00 | 私が私であるための1973枚

窓際のかくれんぼ

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「もぉ、いいかい?」

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「まぁだだよ」

上の写真には写ってない方
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by tabijitaku | 2008-11-18 23:27 | 私が私であるための1973枚

駐車場のどこに車を停めますか?

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心理テストではないが、ショッピングモールの大きな駐車場で、車をどこに停めるかには、ドライバー心理が出ると思う。

1階の店舗前の駐車場は、たいていどこでも混んでいる。
にもかかわらず、ここに停める方はその日の買い物の主たる目的が食料品である方ではないか?生鮮売り場はどこでも1階か地下にある。1階で買ったものをわざわざエレベーターに乗って駐車場まで運ぶなんて、という心理が働くような気がする。
あるいは子連れの親子かもしれない。
店舗の1階にソフトクリームだとかクレープ売り場がある店も多い。
子どもがソフトクリームを頬張りながら、エレベーターやエスカレーターに乗るのは親なら避けたいだろう。早いとこ自分の車に移動したいと考える親御さんは、停める際の少々の待ち時間を我慢しても、1階店舗前に停めたくなるのでは?

スロープを上って屋内駐車場に車を停める方には最も合理的な思考が見える。
まず買い物を始める階に停める。
あるいは、その日最後に買い物するフロアで車を停める。
買い物が多いとき、特に雨の日は傘要らずの屋内駐車場はありがたい。

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さて、わたしはと言うと、ほとんどの場合、屋上の駐車場に停める。
屋上は屋根が無いため、車は雨ざらしになるうえ、車を停めたあと、エレベーターでショッピングフロアまで移動する煩わしさもある。
だから、たいていどこの店でも屋上駐車場は空いていることが多い。
空いているから気兼ねなく停めやすい、という理由もある。
だけど、この屋根のない駐車場には、360度のパノラマの風景がある。
あるとき、わたしはこの屋上駐車場でたまたま打ち上げ花火を見たことがある。
またあるとき、わたしは沈みゆく夕陽を、刻一刻変わりゆく空のドキュメンタリーを目の当たりにしたこともある。
もちろん、そんな偶然はそうあるものではないけれど、あなたがもし屋上駐車場に車を停めるつもりなら、カメラを持っていくときっといいことがあるだろう。
ただし、駐車場での撮影は危険を伴うので充分な注意を忘れずに。

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by tabijitaku | 2008-11-16 21:20 | 私が私であるための1973枚

Old Day's Memories

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by tabijitaku | 2008-11-13 07:25 | 私が私であるための1973枚

昭和幻燈館

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怪しげな誘いは東京青梅市にある昭和幻燈館。
初めて訪れたとき、ここは小さな町のサンドイッチ屋さんだった。
いまも青梅土産やドリンク、御菓子は売っているが、改装によって昭和の暮らしを再現したジオラマ展示が見られる昭和幻燈館として生まれかわった。
普通に歩けば30秒もかからない小さな展示室は、たっぷりと時間をかけてゆっくり歩きたい魅力に溢れている。

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懐かしい、という感覚はとても不思議で、戦前戦後の日本を知らない自分がなぜ、とも思うのだけれど、理由は理屈ではなく、大げさに言えばそれは自分の中にあるニッポン人が「ただいま」と言える場所であり、「おかえり」と言って欲しい部分なのだと思う。

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子どもの頃、わたしの父はわたしが起きているうちに帰ってくることはまずなかった。
母から聞いた話で憶えているのは、当時ミニカー好きだったわたしのための、仕事帰りによくミニカーを買ってきてくれたこと。
バケツいっぱいのミニカーはどこにいってしまったのだろう?
家路に着く父が見た風景に思いを馳せるだけで、昭和という時代の空気を感じることができる。

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かつて青梅にはこんな映画館があったという。
いまはシネマはないが、青梅は映画の町として有名で、町中の至るところに映画の手描き看板がある。複合映画館全盛の時代ではあるが、自分の暮らす町にこんな劇場があったら幸せだろう。

青梅はいまでも年に1度か2度ふらりと訪れる場所。
写真は去年の12月半ば。
紅葉はこの時分が美しい。

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by tabijitaku | 2008-11-12 07:43 | 私が私であるための1973枚

だってニッポン人ですから

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例えば、異国の男性がこともなげに、女性に椅子をひくような、あるいは次のひとの為に扉を開けて待つような「おもてなし」の風習が日本にだってあると思う。

座布団、お茶、茶菓子。

「まぁ、茶でも飲んでいってください」
「座布団、そこにあるで使ってくんさい」
「果物で剥きましょうかね」


ぺらぺらのせんべい布団のぬくもり。
楊枝でつつくタクアン。
音をたてて茶をすすり、「もう一杯つぎましょうかね」と言われて湯飲みを差し出す。

なんと居心地のよいことか。
だってニッポン人ですから。

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【519/1973】
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by tabijitaku | 2008-11-11 00:29 | 私が私であるための1973枚


中庭、それは外。でも内側


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