残雪アイランド
昨日は今月2度目の棚卸し。
夕方から降り始めた雪に、このままでは家に帰れないスタッフが出ると考え中断。
スタッドレスタイヤではないので、わたしは会社に車を置いてきた。
後輩に自宅まで車で送ってもらう。
明日は昨日中断した棚卸し作業の続き。
結局3連休の休日はきょうしか無い。
その日曜日は快晴だった。
朝目が覚めたらテラスの雪は早くも溶け始めていた。
シャワーを浴びて、カメラを手に公園に向かう。
車がないので久々のバイクで。
エンジン音を聞きながら、ふと7年前に買ったこのバイクに歳を越されたような気がした。
よく人間に比べて寿命の短い犬や猫に対し「にんげんだったら何歳」という表現を使うけど、そんな感覚。
さて、雪の翌日の快晴で公園は「にわか雪だるま祭り」状態。
積もる雪は見るに楽しく、溶ける雪は撮るに楽しい。これがわたしの持論。
おそらくホームセンターで売っているのだろう。
ソリ持参の親子がたくさんいて、低い丘の上から滑っていた。
反対に雪の翌日、わりを食うのが「彼」
この日はただでさえ公園遊具にひとが集まらない中、「すべる」専門の彼のまわりは見事に無人。しょうがないからわたしが滑ってあげようかと思ったけど、お尻が汚れるのでヤメにした。
雪解けの道を一輪車で走る男性がいた。
彼のテクニックはなかなかのものだったけど、後ろからしぶしぶと付いてゆく息子の姿もなかなか哀愁が漂う。
あえて雪原を走る自転車族もけっこういた。
雪道の轍は間近で接写すると雪の回廊のように見える。
溶けかけた雪が水に変わる。
大昔、1つの大陸だった世界が分かれて海ができるように。
残雪という名の大陸ができてゆく。
雪解けのバスケットコート。
濡れた路面が鏡となる。
時計を見たら、もう正午を過ぎていた。
残雪大陸はもう「島」になっていた。
【226/1973】【227/1973】【228/1973】【229/1973】
【230/1973】【231/1973】【232/1973】
by tabijitaku
| 2008-02-10 19:53
| 私が私であるための1973枚